6-5-2-6-7の大混乱挟殺が「正真正銘のカオス」 “壮絶鬼ごっこ”に「解説求む」

ファンも混乱する挟殺プレーが発生
ファンも混乱する挟殺プレーが発生

三本間に挟まれた走者がタッチを2度避け、ボールはめまぐるしく動いた

 走者を塁間で挟んでアウトを狙うランダウンプレー。走者が俊敏だったり守備陣の連係が取れなかったりした場合、思いもよらぬ展開になることがある。27日(日本時間28日)に行われた米大学ソフトボールの試合では、走者が仰向けに倒れてタッチをかいくぐるなど抜群の反射神経を発揮したことで“カオス”が発生。混乱したファンは「一体全体何が正しいの」「解説求む」などと“悲鳴”を上げている。

 攻守入り乱れた“狂乱プレー”は、オレゴン州立大とスタンフォード大との一戦で起きた。オレゴン州立大は4回に2死一、二塁のチャンスを迎え、打者が三遊間に打球を放った。捕球した遊撃手は一塁へ偽投した直後に三塁へ送球。三塁を回っていた二塁走者のグレース・メスマーは三本間に挟まれた。しかし、ここから、メスマーはまるで忍者のような動きで驚異の粘りを見せる。仰向けに倒れて最初のタッチをかいくぐり、更にインフィールド側に回り込んでタッチをかわして、三塁にたどりついた。

 しかし、三塁に達していた一塁走者が今度は二、三塁間に挟まれ、“スリーフィートオーバー”でアウトに。遊撃手→三塁手→捕手→遊撃手→左翼手にボールが渡った挟殺プレーが終わった。このプレー動画をスタンフォード大学ソフトボール部は「一体、全体!」、米メディア「ジョムボーイ・メディア」は「正真正銘のカオス」として公式ツイッターに投稿。ファンは「ワオ、なんてクレイジーなプレー。絶対アウトにするという決意を感じる」「狂気!」「文字通りの悪夢」とコメントを寄せた。NPBでも5月27日のロッテ-阪神で「4-2-5-3-4-6-8」の超変則ゲッツーが成立して話題になった。時に大混乱を生じさせる挟殺プレーは野球・ソフトボールの醍醐味の一つといえそうだ。

【実際の動画】「一体何が正しいの」 ファンも大混乱、“6-5-2-6-7”とボールが渡った挟殺プレー

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