ブチ切れた球審が“鬼の形相”で監督に抗議 ファンは非難「もっと良い判定を」
アスレチックス監督は判定に異議「私の意見では三振だった」
■アストロズ 5ー4 アスレチックス(日本時間2日・オークランド)
球審がベンチにいる監督に歩み寄って強い口調で“抗議”――。珍しい光景が1日(日本時間2日)のアスレチックス対アストロズで見られ、話題になっている。判定に異議を唱えたとみられるアスレチックスのマーク・コッツェイ監督はその後、退場処分になったが、ファンは「もっといい判定を」「この審判は何が言いたいの?」とコメントしている。
1-1で迎えた8回1死、打席に立つアストロズのヨルダン・アルバレスのカウントが2-2になったところでマイク・ムフリンスキー球審が試合を止めた。三塁側に歩み寄ると、「これで今日2回目だ! 私はそんなこと聞く必要はない!」と“鬼の形相”でコッツエイ監督に対して声を荒らげた。その後、アルバレスが死球で歩くと、コッツエイ監督はマウンドに。ここでムフリンスキー球審と一言かわしたところで退場が告げられた。
米メディア「NBCスポーツ」のアスレチックス専門ツイッターアカウントによると、コッツエイ監督は「マウンドで話した内容が気にいらなかったようだ。試合を通じて1度しか判定について尋ねていないと話した途端だ。私の問いかけに『業を煮やした』と言っていた。アルバレスへのカウント2-2になった球、私の意見ではあれで三振だった」と語っている。
アスレチックスのAJ・パック投手がアルバレスに投じたカウント1-2からの4球目は、投球チャート図ではストライクゾーンを通過しているが、判定はボール。この1球を巡って2人が“衝突”したようだ。米メディア「FOXスポーツ」などが公式ツイッターに、ムフリンスキー球審の激怒シーンを投稿すると、ファンは「ダメな判定をしたら、非難されるのも仕方ない!」「じゃあ誤審するなよ」「それならもっと良くならないと」と声を寄せた。