走者大慌ての“狸寝入り”が「天才」 騙し討ち成功させた罠が「なんてプレーだ」
フライに対して捕球体勢に入るもわざと落球し、2つのアウトを奪った
■パイレーツ 2ー1 Dバックス(日本時間5日・ピッツバーグ)
球場の誰もが騙されたトリックプレーに、称賛の声が集まっている。4日(日本時間5日)に行われたパイレーツ-ダイヤモンドバックスの一戦。ダイヤモンドバックスの一塁手のウォーカーが見せた“狸寝入り”に、ファンからは「なんてプレーだ」「天才」との声が集まっている。
2回無死一塁から、パイレーツのカストロが一塁ベース付近へのフライを放った。ウォーカーは手を広げ落下点に入ったが、捕る寸前で体を捻ってわざとボールを落球。素早くボールを拾って一塁へ転送し、打者をアウトに。帰塁していた一塁ランナーは大慌てで二塁へ向かうも、挟殺プレーの末にアウトとなった。
この騙し討ちに、ダイヤモンドバックスの地元放送局「バリースポーツ・アリゾナ」や米メディア「ジョムボーイ・メディア」も注目。ファンからは「IQ1000のプレー」「本当に美しかった!」「オシャレ~」「これ練習したのかな?」などと、ウォーカーのプレーを称賛するコメントがあった一方で、アウトを確信して走るのを諦めていた打者カストロに対しては「酷い走塁」「賢いプレーだが、打者走者は全力疾走していない」と厳しい意見が並んだ。