エンゼルス、投打の主力活躍で連敗脱出 監督はプホルス一発に「良い兆候」
大谷は出場機会なしも、トラウト&プホルス&先発リチャーズが活躍
エンゼルスは21日(日本時間22日)、本拠地ジャイアンツ戦に4-3で勝利し、連敗を「4」で止めた。トラウトのリーグトップ8号ソロで同点に追いつき、プホルスの通算618本目の本塁打となる2ランで勝ち越し。投げては開幕投手の先発リチャーズが6回5安打2失点11奪三振で3勝目と投打の主役が揃い踏みした。マイク・ソーシア監督は試合後、主砲の一発について「良い兆候」と手応えを示した。
前日まで4連敗を喫し、その間は計35失点4得点と大敗続きだったエンゼルス。この日も先発リチャーズが2回にベルトに先制2ランを浴びたが、その裏にマルテがソロ弾を放ってすぐさま1点差とする。さらに、3回にトラウトのリーグトップ8号ソロで同点に。リチャーズは2回以外は6回5安打2失点11奪三振と好投した。
すると、6回にはプホルスの2ランで勝ち越し。メジャー18年目の大ベテランは通算2992安打で史上32人目の3000安打まで「8」に。史上7位の通算618本目の本塁打は、貴重な決勝弾となった。
救援陣も粘って逆転勝利。20日(同21日)は「6番・DH」で先発し、4打数2安打と気を吐いた大谷翔平はこの日は出場機会はなかったが、チームは連敗を「4」で止めた。
試合後、ソーシア監督は「0-2とされたが、反撃できた。マルテのホームランにマイク(トラウト)の同点弾、そしてアルバート(プホルス)の素晴らしいスイングでのホームラン……リチャーズも6イニング好投してくれた」と主力たちに活躍を称えた。
さらに、右中間スタンドに叩き込み、史上6位のケン・グリフィー・ジュニア(通算630本塁打)まで「12」としたプホルスの状態についても「逆方向への当たりが出るのは彼にとって良い兆候だ」と手応えを感じた様子。この勝利をきっかけに、再び波に乗りたいところだ。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)