ダルビッシュに「感心させられた」 快投を指揮官絶賛「打者のバランスを崩していた」
メルビン監督「日によって異なる投球をする
■パドレス 7ー0 メッツ(日本時間8日・サンディエゴ)
パドレスのダルビッシュ有投手は7日(日本時間8日)、本拠地で行われたメッツ戦に先発し、7回2安打6奪三振無失点の好投で今季5勝目(3敗)を挙げた。ボブ・メルビン監督は「非常に感心させられた。あの打線を片付けるのは容易なことではない」と手放しで褒めたたえた。
この試合前の時点でMLBトップのチーム打率.267をマークしていたメッツ打線を、ダルビッシュが止めた。6回2死からカナに左前打を許すまで無安打投球。最速97.2マイル(約156.4キロ)の速球を軸に、いつも以上にスローカーブを多用した他、スプリットを効果的に投じて強力打線を手玉に取った。
指揮官は「日によって(効果的な球が何かを見極め)異なる投球をする。時にはスライダーだったり、カットボールだったり、今日はスプリットを多く投げていた。直球の時だってある」とダルビッシュの特徴を分析。「カウント3-0から変化球でストライクを取れる選手と対戦するとなると、特定のカウントで特定の球種を予想するのは難しい。今夜の彼はそういう感じだった。打者のバランスを崩していた。(相手は)どんな球が来るのか全くわからなかったことだろう」と評した。
多くの“引き出し”を持ち、その日最も効果的なボールで相手を制圧するダルビッシュ。今季達成したクオリティスタートは11登板で8度目となった。
(Full-Count編集部)