菊池雄星は「四球が破滅を招いた」 自己ワースト2/3回降板に地元メディア指摘
打者8人に対して4四球、2本のタイムリーを浴びて45球で降板した
■ロイヤルズ 8ー4 ブルージェイズ(日本時間9日・カンザスシティ)
ブルージェイズの菊池雄星投手が8日(日本時間9日)、敵地で行われたロイヤルズ戦に先発したが、自己最短の2/3回で降板した。制球に苦しみ、3点を失いなおも2死満塁の場面でマウンドを降りた。45球を投げて2安打4四球3失点。防御率は4.44となった。試合には敗れたが一度同点に追いついたため菊池に黒星はつかなかった。チャーリー・モントーヨ監督は「ただただ、彼は良くなかった」などと評した。
菊池は1死から連続四球でピンチを招き、2死後にメレンデスにタイムリー二塁打を浴びて1点を先制された。さらに四球で満塁とすると、リベラに2点タイムリーを許した。続くテーラーに四球を与えて満塁としたところで降板となった。
カナダメディア「ザ・スター」は「ユウセイ・キクチは今季ワーストの内容」とし「打者8人のうち4人を歩かせ、45球中ストライクは24球だけ。ポテンヒットとなった二塁打とゴロの単打しか許さなかったが、四球が破滅を招いた」と伝えた。また、「今季打者を圧倒するように見えた時もあるが、彼が先発した11試合で(チームは)3勝8敗だ」と解説している。
MLB公式サイトのブルージェイズ番記者、キーガン・マシソン氏は自身のツイッターでモントーヨ監督のコメントを紹介。指揮官は「今日はただただ、彼はよくなかった。そうとしか言えない」と評した。菊池の今季成績は11登板で2勝2敗、防御率4.44となった。
(Full-Count編集部)