ダルビッシュ古巣相手に「感謝持って」6勝目 驚異の安定感の秘訣は「やっと大人に」
3年間所属したカブス相手に、リグレー・フィールド初凱旋で勇姿
■パドレス 4ー1 カブス(日本時間14日・シカゴ)
パドレスのダルビッシュ有投手が13日(日本時間14日)、敵地のカブス戦で今季6勝目を挙げた。今季最長の8回を投げ5安打1失点の好投も「調子は良くなかったですけど、うまいことミックスして配球で8回投げたかなという感じです」と振り返った。
2回無死からヤン・ゴームズに左越えソロを浴びて先制を許したが、直後に味方が同点に追いつくと、その後は得点を許さず。3点を勝ち越した直後の8回2死一、三塁のピンチでイアン・ハップを空振り三振に仕留めると、力強くガッツポーズして大きく吠えた。
2018年から2020年まで所属したカブス相手に初勝利。リグレー・フィールドでは移籍後初めての登板だったが、かつてのファンにも勇姿を見せた。「リグレーで本当に色んなことがあって、15勝くらいしかしていないのにファンの方が今でも応援してくださったりする。自分がまたリグレーで投げる機会があるというだけでも本当に幸せで、今年36歳で、本当だったら野球を辞めている人もいっぱいいる中で、色んなところに感謝を持って投げました」とマウンドを噛みしめた。
トレードマークとなっていた長髪を切り、かなりスッキリした髪型で心機一転の白星。「写真を見せたんですよ、こういう感じにしてって。でもかなりいかれて。まあもうええわと思って」と笑いながら「スカッとしてちょっと喜んでくれる方が結構いましたね」と爽やかに話した。
今季は2試合目に2回途中9失点と炎上したが、それ以外は安定した投球を続けている。「精神的に落ち着いたんですかね。試合の日もそうですし、試合に向けた準備も。この年になってあれですけど。やっと大人になってきている感じはしますよね」と充実の表情を見せた。
(Full-Count編集部)