「守備を重点に置いてやると決めたので」―ロッテ大嶺翔が模索する道
小坂2軍コーチと汗を流す日々「守れれば使ってもらえるチャンスが多くなる」
千葉ロッテの大嶺翔太内野手はそう語る。ロッテ浦和球場では、彼が小坂誠2軍内野守備走塁コーチと、練習後や試合後に守備練習に励むシーンを多く見かける。
3月27日の北海道日本ハム戦後(ロッテ浦和球場)は、三家和真外野手とともに送球の確認を1時間近く行い、4月3日の巨人戦(同)の試合前練習後には、他の野手が室内練習場に引き上げる中、三塁ダグアウト前で小坂コーチとキャッチボールを行った。
4月15日の練習後には小坂コーチが投げるボールに対し、板の形をしたグローブを使い、ハンドリングの練習。みっちりと汗を流した。
「ボールを捕るにしたり、投げるにしたり、ベースの入り方だったり色々なことをやっています。その一環として今日はハンドリングの練習だっただけですね」
大嶺翔といえば、二塁、三塁、遊撃など複数のポジションをこなすユーティリティプレイヤーだ。今季もここまで2軍戦では、二塁で19試合、遊撃で8試合に出場した。複数のポジションで出場することについて本人は「それは今にはじまったことではないので、今は(難しさを)感じることはないです」と言う。
「全体的にやらなければいけないんですけど、守れれば(1軍で)使ってもらえるチャンスが多くなると思います」。現在、2軍打撃成績は26試合91打数25安打3本塁打8打点、打率.275。1軍昇格を目指して、日々汗を流す。