田中将大は右肘靭帯部分断裂前の姿に戻った? 指揮官は「そう思う」と明言

復帰戦で快投の右腕に称賛続けるNY紙、「2014年のタナカが帰ってきた」

 ヤンキースのジョー・ジラルディ監督が、田中将大投手の完全復活に太鼓判を押しているとニューヨーク・メディアが報じた。地元紙「デイリーニューズ」は「レーダーガンとともにマサヒロ・タナカがヤンキースの夢を照らす」と特集。指揮官は、田中の状態が右肘靭帯部分断裂を負った昨年7月以前のものまで戻ったと見ているようだ。

 右手首の炎症と右前腕部の張りで故障者(DL)リスト入りしていた田中は、3日のマリナーズ戦で41日ぶりに復帰。7回3安打1失点、9奪三振無四球という圧巻のピッチングで今季3勝目を手にした。

 記事では「2014年のタナカが帰ってきた。故障前にア・リーグを制圧し、(7年契約の)1億5500万ドル(約195億円)の投資がお買い得に見えた故障前のタナカだ」と絶賛。右肘靭帯部分断裂を負う以前の状態まで右腕が復活したと伝えている。ジラルディ監督もこの意見に同感で「私もそう思う。彼は本当にイキイキとしていた」と話したという。

 速球の球速向上こそが、故障以前のエースに復活した証だという。敵地セーフコ・フィールドのレーダーガンでは、95マイル(約153キロ)をしばし計測。記事では、時に96マイル(約155キロ)もマークした速球は「スプリッターとスライダーをより破壊的なものにした」として、田中のピッチングのレベル全体を底上げしたと指摘している。

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