西武・山川、満塁弾&3ランで7打点「2本目は完璧」 リーグ断トツの9本塁打28打点
3回に先制のグランドスラム「1球で仕留めようと思っていた」
西武の山川穂高内野手が、鬼門ヤフオクドームの呪縛を振り解いた。25日、敵地でのソフトバンク戦。3回に先制の8号グランドスラムを放つと、6回にもこの日2本目となる9号3ラン。1試合2発、7打点の大爆発で、昨季1勝11敗と大苦戦を強いられたヤフオクドームでの今季初戦を勝利に導いた。
「満塁でしたし、前の打席で三振していたので、真っ直ぐ1本で待って、1球で仕留めようと思っていた」。3回、先頭のメヒアが内野安打で出塁すると、秋山、浅村が四球で繋いで2死満塁のチャンスを作った。ここで打席に入った山川。ソフトバンク先発バンデンハークの外角の真っ直ぐを捉えると、打球は右翼ホームランテラス席へと消えた。先制のグランドスラム。4点の先制点を叩き出した。
6回には源田、浅村の連続適時打で3点を追加し、なおも一、三塁の場面で打席に。1ボールからの2球目。ソフトバンク2番手・岡本が投じた142キロの真っ直ぐを捉えると、快音を残した打球は左中間スタンド中段へと飛び込んだ。9号3ラン。「2本目は完璧でした。自分のポイントで振って、タイミング、感触バッチリでした」と自画自賛の1発となった。
チームは昨季1勝11敗と大苦戦したヤフオクドームで大勝し、昨季からの連敗を7で止めたが、山川自身は「僕は意識していなかった。ソフトバンクの雰囲気に飲まれないようにとか、そういうのは意識せずに打ちました」。1試合2発、驚異の7打点の大暴れ。9本塁打で本塁打ランク単独トップに立ち、28打点はダントツだ。止まらぬ山川のバット。超強力な獅子打線を見事に牽引している。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)