大谷翔平は「本物だ」 通算2856勝の77歳敵将が“白旗”「複数の武器を持っている」

Wソックス戦に先発し7勝目を挙げたエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
Wソックス戦に先発し7勝目を挙げたエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

Wソックス・ラルーサ監督「全力は尽くした。1打席を長くすることができた」

■エンゼルス 4ー1 Wソックス(日本時間30日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は29日(日本時間30日)、本拠地・ホワイトソックス戦に「3番・投手兼DH」で投打同時出場。投手としては6回途中まで108球を投げ、毎回11奪三振5安打無失点と好投し、4連勝で今季7勝目(4敗)をあげた。ホワイトソックスのトニー・ラルーサ監督は「彼は複数の武器を持っている。彼は本物だ」と右腕を称えた。

 大谷に対して初回に2死二、三塁、4回には2死満塁と攻略の糸口は掴んだ。しかし、これらのチャンスに初回はシーツがスプリットで、4回はハリソンがスライダーでそれぞれ空振り三振。今季最速タイ101.0マイル(約162.5キロ)をマークした速球と多彩な変化球の前に0を並べた。

 通算2856勝を誇り、リーグ最優秀監督に4度輝いている77歳名将は「全力は尽くしたと思う。(球数を投げさせ)1打席1打席を長くすることができた。しかし、彼は複数の武器を持っている。彼は本物だ」と大谷を称える。108球を投げさせてチャンスを作ったことには「うまく球数をかけさせることができ、チャンスも作れた」とし、「彼ら(エンゼルス投手陣)はアウトを取るために良い投球をした。相手を称えたい」と、4投手の前に計15三振を奪われた試合を振り返っていた。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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