“ロボット球審”を2024年導入へ コミッショナー方針、試合時間短縮に効果
コミッショナー「自動ストライクゾーンシステムは機能している」
大リーグ機構(MLB)のロブ・マンフレッド・コミッショナーが、投球のストライク・ボール判定について2024年から“ロボット審判”を導入する方向であると明らかにした。判定を機械が行い、音声を受信した球審がコールする方法などが検討されている。米スポーツ局「ESPN」によるインタビューで明かした。
ロボット審判によるストライク・ボール判定は、今季マイナー3Aで導入されるなど実験的に運用されてきた。マンフレッド氏によると、機械が全ての球を判定する方法や、リプレー検証システムを導入して両軍の監督が1試合数回のチャレンジ権を持つ方法などが検討されている。
MLBは試合時間の短縮を目指しており、ロボット審判を導入したマイナーでは平均試合時間が9分短縮されているという。「自動ストライクゾーンシステムは機能している」とマンフレッド氏は語っている。
一方で、今季の審判のパフォーマンスについての評価は避けた。ロボット審判の導入は審判の能力を非難、告発するものと見られるべきではないとも主張している。
(Full-Count編集部)