ダルビッシュ、ド軍打線に癖読まれた? 1イニング3被弾に「変だな、と思っていた」

試合後の取材に応じたパドレス・ダルビッシュ有【写真:盆子原浩二】
試合後の取材に応じたパドレス・ダルビッシュ有【写真:盆子原浩二】

「フライボールを打たれて、相手のやりたいことをさせてしまった」

■ドジャース 7ー2 パドレス(日本時間3日・ロサンゼルス)

 パドレスのダルビッシュ有投手は2日(日本時間3日)、敵地でのドジャース戦に先発し、今季4敗目を喫した。初回にレギュラーシーズンで初となる1イニング3被弾。試合後、ダルビッシュは「最初は体も動いていなくて、キレもなかった」と振り返った。

 まさかの展開だった。初回1死からフリーマンに右翼スタンドへのソロを浴びると、続くスミスにも右中間スタンドへソロ。ダルビッシュも驚きの表情を浮かべる一発で、まさかの2者連発。さらに2死となってからジャスティン・ターナーにも左翼スタンドへと飛び込むソロ本塁打を被弾し、レギュラーシーズンで初の1イニング3被弾となった。

 ダルビッシュは「ドジャースタジアムはデーゲームだとボールが飛ぶというのは、ドジャースでいた時から共通認識だったので、ゴロを打たせることが1番大事だった。しっかりフライボールを打たれて、相手のやりたいことをさせてしまった」と、ドジャース打線の狙いにハマったと分析。また「ピッチングコーチから癖が出てるかもっていうのは言われていた」とも明かし、相手に癖が読まれていた可能性にも言及した。

 2回にトレイ・ターナーの適時打、3回にもラムに適時打を浴びて計5失点。その一方で、降板する6回までに毎回、今季初の10三振を奪った。「こんなタイミング合うんだな、変だな、調子良くないのかなと思っていた。若干暗くなりがちだったけど、ノラは良い球きてるって言っていた。癖がどうとかって言われて、ちょっと変えてから、相手が迷い出したのがわかった。癖がどうとかは分からないけど、三振を10個取れたのはよかった」と手応えも口にしていた。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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