MLB公式がイチローを選出 30球団で「三振を奪うのが最も手強い選手」

マリナーズのイチロー【写真:Getty Images】
マリナーズのイチロー【写真:Getty Images】

1三振に10打席以上を要したシーズンが6度も

 6年ぶりに復帰したマリナーズでは、なかなか出場機会が巡ってこないイチロー外野手だが、メジャー史上30人目の通算3000安打達成など積み上げてきた功績は大きい。数ある功績の中でも、今回MLB公式サイトが注目したのが「三振を奪うのが最も手強い選手」という側面だ。特集では、メジャー30球団各チームから最も三振を奪いづらい選手をピックアップ。マリナーズからはイチローが堂々の選出となった。

 フライボール革命と言われる現在、大きな飛球が外野へ飛ぶことが増えたと同時に、三振する打者も増えている。だが、バットにボールを当てて打球をインプレーとすれば、ゴロやフライでアウトになるかもしれないが、相手の失策などでセーフになる可能性も十分。一方、三振に倒れれば、その可能性はグッと減る。記事によれば、通算打率.344&521本塁打を誇るテッド・ウィリアムスは、1941年に606打席に立ち、37本塁打を放ちながら、27三振しか喫しなかったという驚異の記録を残しているという。

 マリナーズが誇る「三振を奪うのが最も手強い選手」として登場したイチローだが、寸評では「1三振するまで平均10打席以上かかったシーズンが、キャリア通算6度もあった」と説明。今季はここまでわずか13試合で38打席にとどまっているが三振も5つだけで、1三振に要する打席数は7.6。「今季は全盛期までとは言わないが、チーム内のどの選手よりも近い」と、いまだに三振を奪いづらい打者であると紹介した。

 他にはマニー・マチャド(オリオールズ)、ムーキー・ベッツ(レッドソックス)、エイドリアン・ベルトレ(レンジャーズ)、ジョーイ・ボット(レッズ)ら好打者の名前が挙げられた。

(Full-Count編集部)

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