エースは佐々木朗希? 大谷翔平の起用法は? 「侍ジャパン」ベストメンバーを独断選出

エンゼルス・大谷翔平(左)とロッテ・佐々木朗希【写真:ロイター、荒川祐史】
エンゼルス・大谷翔平(左)とロッテ・佐々木朗希【写真:ロイター、荒川祐史】

来年3月の大会開催を発表、1次リーグは宿敵韓国と同組

 野球の世界一を争う「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」の来春開催が正式に発表された。2023年3月に行われる大会を戦う日本代表「侍ジャパン」のベストメンバーを「Full-Count」が独断で選出してみた。

 栗山監督は昨年12月の就任会見で「主力が若返ろうとしている時期に見える」と球界に吹く風を捉えながら、大胆な若返りも示唆していた。実際に3月に予定されていた台湾との強化試合に選出された“幻のメンバー”が公表されており、大学生を2人入れていたほどだ。

 となれば、先発投手の中心は佐々木朗希投手(ロッテ)になるのではないか。今季は史上最年少での完全試合、1試合19奪三振、プロ野球記録を大きく更新する13者連続奪三振など、持てる能力を開花させつつある。侍ジャパンの投手コーチを務める吉井理人氏も「Full-Count」のインタビューで「(代表に)そりゃ呼びたい」と即答したほどだ。

 捕手は東京五輪で投手陣をまとめあげた経験を買って、甲斐拓也捕手(ソフトバンク)を入れたい。内野陣は豪華だ。一塁に村上宗隆内野手(ヤクルト)、三塁に岡本和真内野手(巨人)を起用すれば若きスラッガーが並び立つことも可能。2人は3月に予定されていた台湾戦の代表にも入っていた。二塁には強打の牧秀悟内野手(DeNA)を置き、好守で締めるのは源田壮亮内野手(西武)ではないか。

 外野はさらに多士済々。今季は怪我で出遅れたものの、長打力と確実性を両立させた吉田正尚外野手(オリックス)の打撃はメジャーリーガーにも通用するはず。中堅には経験豊富な秋山翔吾外野手(広島)を据えることも可能になった。これからの働きにもよるが、米国の環境を身をもって知っているのも大きいだろう。右翼にはこちらも現役メジャーの鈴木誠也外野手(カブス)を据えたい。

 そして、指名打者には栗山監督と師弟関係にある大谷翔平投手(エンゼルス)。投手としての起用も含め、代表入りが叶えば最も注目を集める選手になるのは間違いない。

 出場国が20か国に拡大された大会は、来年3月8日から21日の日程で開催される。日本代表「侍ジャパン」は韓国、豪州、中国、予選通過チームとB組に入り、9日から東京ドームで1次ラウンドに臨む。上位2チームに入れば準々決勝(東京ドーム)に進出、19日からの準決勝と決勝はマーリンズの本拠地、ローンデポ・パークで開催される。

【一覧】エース格に佐々木朗希? 大谷翔平の起用法は? 独断で選んだ「侍ジャパン」ベストメンバー

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