ダルビッシュ“予告二塁打”だった!? 同僚証言「オレが二塁打を打つから…」

投打に活躍したカブスのダルビッシュ有【写真:Getty Images】
投打に活躍したカブスのダルビッシュ有【写真:Getty Images】

ダルビッシュ初白星お預けも初安打記録

 27日(日本時間28日)の本拠地ブルワーズ戦で6回3安打8奪三振1失点と好投したカブスのダルビッシュ有投手。降板後に一時同点とされ、今季初白星を手にできなかったが、5回の第2打席に二塁打を放って今季初安打を記録した。この一打をダルビッシュが“予告”していたとチームメイトが語っている。ESPNが報じている。

 この日、リグレー・フィールドで圧巻の奪三振ショーを演じたダルビッシュは2-1のリードで迎えた5回にバットでも魅せた。フルカウントからの7球目、86マイル(約138キロ)の速球を右翼線に弾き返す。二塁を回って三塁もうかがおうかというところで急ブレーキ。そのまま尻もちをつくと、這うように二塁に戻った。

 ESPNによると、3-2とカブスが勝利した試合後、マドン監督は「三塁打が二塁打になってしまったよ。ウィル(ベナブル一塁コーチ)に言ったんだ。あのプレーで三塁打にならなかったら、彼はメジャーで三塁打を打つことはないだろう」とジョーク交じりで振り返ったという。

 一方、今季ヒットがなかったダルビッシュはこの一打を“予告”していたようだ。カブスのリードオフマン、アルモラは記事の中で「彼が二塁打を打つ直前に、自分にこう言っていたんだ。『オレが二塁打を打つから、お前はバントで送ってくれ』とね」と明かしている。

「正直、自分はハイハイ好きにしてくださいくらいの感じだったんだけど」と、真に受けなかったというアルモラだが、ダルビッシュは有言実行の二塁打を記録。続く打席でアルモアは初球に送りバントを試みたが、あえなく失敗。ダルビッシュの期待に応えることができず、カブスは5回に追加点を奪うことはできなかった。

 ダルビッシュの二塁打は2014年以来、メジャー2度目。この日の初ヒットで打率.143となっている。

(Full-Count編集部)

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