なぜ大谷翔平の放出が噂されるのか? 日本と米国で全く違う“トレード事情”

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

MLBではトレードはひっきりなしに成立する日常茶飯事

 2022年シーズンも半ばに差し掛かったところで、取り沙汰され始めたエンゼルスの大谷翔平投手の電撃トレードの可能性。シーズン序盤は好調だったエンゼルスがここにきて低迷し、ア・リーグ西地区4位に沈みプレーオフ進出も厳しくなりつつあることから、米メディアを中心に来季終了後にFAとなる大谷のトレードの噂が流れ始めている。

 エンゼルスにとってマイク・トラウト外野手と並び、チームの“顔”である大谷。そんな中心選手をトレードで放出する可能性が出てきていることに疑問を抱くファンも少なくないのではないだろうか。

 日本のプロ野球においては、チームの主力選手をトレードで放出することはほぼなく、しかも「トレード」という言葉にはどうしてもネガティブなイメージが付きまとう。ただ、MLBにおけるトレードはひっきりなしに成立するもはや“日常茶飯事”、そして、主力選手が対象になる「トレード」はポジティブなものとして受け止められている。

メジャーリーグではプレーオフ進出を目指す球団が積極的に補強に動く

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