大谷翔平の「放出」も? エンゼルスGMが注目発言、トレード期限まで「全てを検討」

エンゼルスのペリー・ミナシアンGM【写真:盆子原浩二】
エンゼルスのペリー・ミナシアンGM【写真:盆子原浩二】

打撃不振で借金11…地元紙インタビューに応じる

 大谷翔平投手の所属するエンゼルスは現在、38勝49敗の借金11でア・リーグ西地区4位。地区首位のアストロズからは19ゲーム離され、ワイルドカードからも7ゲーム差という苦しい状況だ。ペリー・ミナシアンGMが地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」のインタビューに応じ、大谷翔平投手の去就にも関わる今後のチーム戦略を語っている。

「ミナシアンGMは苦しむチームの責任を持つ」というタイトルのこの原稿は、2020年秋の就任から投手の補強を最優先事項としてきたミナシアンGMが、「打者ももっと必要だったと認めている」としている。

 GMは「振り返ればいつも『これを加えておけばよかった、あれを加えておけばよかった』となるものだろう。バックミラーを見て、他のやり方があったんじゃないかと思うのは人の常だ。私たちにとって、先発ローテーションは大きな優先事項だった。もしこの球団を昨年見ていた人に『一番の補強ポイントは何か』と聞いてみたら、投手陣という言葉が中心だったと思う。おそらく打者という言葉が出る前に複数回(ピッチングが)出てくるだろう」と、投手陣の補強を優先してきた背景を説明する。

 ただ記事は「ミナシアンにとって不幸なことに、いまのエンゼルスは両方をひどく必要としていることを示している」と辛らつだ。2022年の総年俸のうち、5500万ドルをノア・シンダーガード、マイケル・ローレンゼン、アーロン・ループ、ライアン・テペラ、アーチー・ブラッドリーという投手補強に費やしたにもかかわらず、攻撃陣の層の薄さが大きな問題になっているからだ。

リーグ最多三振の打線は「全体で見るといい攻撃ができていない」

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY