田中将大、6回2安打1失点&今季最多9Kで4勝目 大量援護に「嬉しい悩みかなと」
今季最多の9三振にも「ボールの精度は少し甘かった」
ヤンキースの田中将大投手が28日(日本時間29日)の敵地エンゼルス戦で6回2安打1失点、今季最多の9三振を奪う快投で4勝目を挙げた。チームは今季5度目の2桁得点を挙げ11-1で勝利し8連勝をマークした。大量援護をもらう展開に試合後のTVインタビューでは「リズムとしては難しかったが、嬉しい悩みかなと思って、できるだけ自然に入れるように」とコメントした。
大量援護をもらった田中は気を緩めることなく圧巻の投球を見せた。初回をわずか9球で3者凡退に仕留めると、2回は圧巻の3者連続三振に斬って取ると、3回までノーヒットピンチングを見せる。4回の先頭・トラウトにこの日初ヒットとなる左前打を浴びたが、後続を再び3者連続三振に仕留めた。
5回にコザートに一発を浴び1点を失ったが失点はこの一発のみ。スライダー、スプリットを低めに集める丁寧な投球で6回を投げ切り2安打1失点。今季最多の9奪三振の好投を見せた右腕だが「ボールの精度は少し甘かった。フォーシームが要所、要所でよかったのでそれが生きたと思います」と満足することはなかった。
前日に左足首を捻挫した大谷翔平は欠場となりメジャー初対戦は次戦に持ち越しとなったが、田中は今季4度目のクオリティースタート(6回以上投げ、自責3点以内)を達成。これで6試合に登板し4勝2敗、防御率4.37。2戦連続して好投を続けている。
(Full-Count編集部)