重力無視の165キロは「見えない」 後方目線からの浮き上がる軌道が「えげつない」
ネット裏やや一塁側からの映像では、瞬時にミットに突き刺さっている
■カージナルス 7ー6 ドジャース(日本時間13日・セントルイス)
メジャーの投手が投げる100マイル(約160.9キロ)超の剛球は実際どう見えるのか。センター後方からのカメラでは今一つそのスピードが実感できないが、後方からの映像を見るとそのすごさが伝わってくる。ネット裏やや一塁側から映された102.8マイル(約165.4キロ)は浮き上がっているように見え一瞬でキャッチャーミットに突き刺さっており、「センターからのカメラと比べて本当の速さがよく分かる」「どうやったって見えないよ」とファンは驚いている。
カージナルスのライアン・ヘルズリー投手は1点リードの8回に登板。打者3人に対して2奪三振無失点に封じて勝利に貢献した。「ピッチング・ニンジャ」の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏が注目したのは先頭のギャビン・ラックスを空振り三振に仕留めた102.8マイルの速球。高めに投じた一投はまさに浮き上がるような軌道で、捕手・キズナーのミットに突き刺さった。
フリードマン氏が公式ツイッターに後方やや一塁側からの迫力たっぷり映像を投稿すると、ファンも驚嘆。「(スイングしている時には)もうミットに入っている」「えげつない速球」「この視点はやばい」「こんなのまずどうやって当てるのさ」とコメントしている。