田中将大が快投で4勝目 ヤ軍監督は速球のコントロール称賛「本当に手強い」
田中将大が自身今季初の2連勝、指揮官も称賛
ヤンキースのアーロン・ブーン監督が28日(日本時間29日)の敵地エンゼルス戦で好投を見せた田中将大投手を絶賛した。右腕は味方打線の大量援護にも支えられ、6回1失点、今季最多9奪三振で4勝目(2敗)。クオリティースタート(QS、6回以上を自責3以内)は自身今季4度目となった。11-1の完勝で8連勝を遂げた指揮官は田中について「彼がファストボールを制球できている時は本当に手強い。そして今夜がそうだった」と称賛した。
注目を浴びた「打者・大谷」との対決は二刀流右腕が左足首の負傷で欠場したために実現しなかったが、田中は集中してエンゼルス打線を抑えていった。初回を無失点に抑えると、2回はプホルス、バルブエナ、コザートと3者連続で空振り三振斬り。3回2死からマルドナードに四球を与えて初のランナーを許したが後続を断つと、4回も無死一塁からアップトン、プホルス、バルブエナのクリーンアップを3者連続三振に仕留めた。
6回まで許した得点はコザートのソロ弾による1点のみ。今月は大量失点が続く時期もあったが、この日は88球で2安打9奪三振1四球1失点という内容で、防御率も4.37まで向上した。
試合後、ブーン監督も主戦投手の好投を絶賛。「コントロールは非常に良かったと思う。明らかにスプリット、変化球は常に彼の武器となっている」と振り返り、「彼がファストボールを制球できている時は本当に手強い。そして今夜がそうだった。ストライクゾーンを攻めていた」と投球内容を高く評価した。
これで今季自身初の2連勝。田中はこの白星で一気に波に乗ることができるか。