ロッテ藤岡裕が内角攻めを「少し克復」 打席での立ち位置を変えてマルチ
「話すことは苦手」もファンにアピール「応援歌を作ってほしい」
ロッテのドラフト2位ルーキー藤岡裕大内野手が、29日の日本ハム戦(ZOZOマリン)で決勝点を叩き出した。
4-5と1点を追う6回2死一、二塁の好機。同じく社会人ルーキーの日ハム西村が投じた真ん中やや内寄りの150キロ速球を右翼線に弾き返し、逆転の2点三塁打とした。初回には無死二塁から右前打で一、三塁とし、続く中村の先制タイムリーにつなげる働き。28日の同戦で3試合ぶりに打順が2番に戻り、2試合連続でマルチ安打と結果を出した。
厳しい内角攻めにフォームを崩されて打順を9番に下げられたが、自力で這い上がってきた。「インコースを攻められて苦しかったが、この何試合か、きっちり振り抜けている。インコースを少し克服できた」と手応え十分。内角攻めの対策として、バットを指2本分短く持ち、バッターボックスでの立ち位置も変えた。
元々左投手の時は投手寄りに立ち、変化球の曲がりばなを打っている。だが、右打席でも投手寄りに立つようになり、内角が窮屈になった。その反省から打席では少し捕手寄りに立ち、内角もうまくさばけるようなったという。
一時は打率.197まで下げたが、2試合連続マルチで打率.244まで上げてきた。田中靖、大嶺翔と立ったお立ち台には「話すことは苦手で…」と苦笑いだったが、「(自分の)応援歌を作ってほしいです」と熱い声援を届けてくれるロッテファンにアピールしていた。