岩隈久志、右肩違和感でシート打撃登板中断 監督「復帰すると信じている」
傘下マイナーでの実戦復帰目前も“小休止”
右肩手術からの復帰を目指すマリナーズの岩隈久志投手が29日(日本時間30日)、アリゾナ州ピオリアの球団施設でシート打撃登板を行ったが、右肩に違和感を感じて中断した。球団公式サイトが伝えている。大事を取っての意味合いが大きいが、チームドクターの診察を受け、状態を確かめることになるという。
昨年9月に右肩の手術を受けた岩隈は、今季マリナーズとマイナー契約を結び、シーズン中盤でのメジャー復帰を目指している。ここまでブルペン投球やフリー打撃での登板を経て、段階を踏みながら復帰への道のりを歩んできた。記事によれば、今回のシート打撃登板は3回予定されているうちの2回目。問題なくシート打撃を3回終えたら、傘下マイナー戦で実戦に投げる予定だった。
サービス監督は、遠征先のクリーブランドで「どの程度深刻なのか分からないが、本人が少し違和感を感じ、中断した方がいいという判断だった」と話したという。今後はチームドクターの診察を受け、再度復帰スケジュールを組み直すことになる。
ここまで復帰に向けてたゆまぬ努力を続けている岩隈を、指揮官は高く評価。ほぼ毎日投球練習していることに触れ、「少しスローダウンさせ、数日はボールを投げずに肩を休ませるべきかもしれない」とした。また、「彼の練習態度や姿勢は群を抜いている。足踏みするのを見るのは残念だが、彼が復帰に向けて注ぐ時間、エネルギー、努力を考えれば、やや小休止をするだけで、復帰の道に戻るだろう。私は信じている」と話し、メジャー復帰に期待を込めた。
(Full-Count編集部)