ジャッジとMVP争いも「オオタニに投票する」 敵軍記者が大谷翔平を推すワケ
アストロズ番ローム記者は大谷9勝目を現地で取材「本当に驚くべきものでした」
エンゼルス・大谷翔平投手の2年連続MVP受賞の期待が高まっている。前半戦を終え、投手では9勝4敗、防御率2.38をマークし、打撃では打率.258、19本塁打、56打点。投打でフル回転し、ヤンキース・ジャッジらと熾烈な争いとなりそうだ。ライバル球団の番記者は今年の二刀流をどう見ているのか。米ヒューストン・クロニクル紙のアストロズ番チャンドラー・ローム記者は、「私ならオオタニに投票する」と断言する。
「オオタニは投打両方を絶妙にこなしている。MVPとは、その名の通り『最も価値のある選手』ということ。ジャッジの方が大きなマーケットの球団でプレーしているかもしれないし、打撃成績も素晴らしい。そしてアルバレスも打撃成績は素晴らしいが、守備機会が少ない。つまりジャッジとアルバレスの2人は攻撃面だけ。オオタニは中5日で登板して打撃もするなんて。やはり信じられないことです」
ローム記者は地元のヒューストンだけでなく、チームの遠征にも帯同。大谷が投打同時出場で9勝目を挙げた13日(日本時間14日)のゲームもアナハイムまで追っていた。改めて二刀流・大谷に衝撃を受けたという。
「インクレディブルでした。スコアは7-1だが、彼1人で勝ってしまったような感覚です。試合のあらゆる面を支配していた。アストロズ戦で投打両方で大ダメージを与えたのは、今回が初めてかもしれないですね。彼ら相手に以前素晴らしい投球をしていたこともありましたが、複数打点を挙げながらの快投というのは、私の記憶の中にあるかどうか。彼のプレーはたくさん見ていますが、毎回驚かされます。本当に驚くべきものでした」