ダルビッシュ、日本の投手を「すごく参考に」 大谷、朗希、由伸らから“学び”
シャーザーと投げ合い7回1失点、9奪三振の快投
■パドレス 4ー1 メッツ(日本時間23日・ニューヨーク)
パドレスのダルビッシュ有投手は22日(日本時間23日)、ニューヨークで行われたメッツ戦に先発し今季9勝目(4敗)を挙げた。7回を投げ1失点、被安打4本、9奪三振というすばらしい内容で、サイ・ヤング賞3回のマックス・シャーザー投手に投げ勝った。試合後は意外なところから投球のヒントを得ていたと明かし、感謝した。
ダルビッシュは15日のダイヤモンドバックス戦に続く連勝。さらにその前、9日のジャイアンツ戦から3試合続けて7回を投げている。「まあ、中6日なのでそれくらいはやらないと。(登板間に)5日、6日毎回いただけているので、ラッキーなところはあります」とエースのプライドを見せた。
その上でこの日の投球を「前回は左打者にツーシームを投げていたんですけど、きょうはカーブをちょっと投げたりとか、スプリットをちょっと多めに」と振り返った。前回登板したダイヤモンドバックス戦の「最後のスプリットが感覚よくて、もう少し投げないといけないな」と思っていたのだという。
落ちるボールのヒントは意外なところにあった。電子書籍で日本の野球雑誌を入手、そこにあった「落ちる球特集」を読み込んだといい「すごく参考になりました」。大谷翔平投手(エンゼルス)や佐々木朗希投手(ロッテ)、山本由伸投手(オリックス)、そして岩隈久志氏(元マリナーズ)のレクチャー記事など、多くの気付きを得ていたと明かす。
メッツ先発がシャーザーということで「きょうは単純に楽しみにしていた。後半戦の頭で対戦するので、球宴休みも(気持ちを)抜けなかった」。準備をしっかりしただけの快投を見せた。後半戦に向け「後半戦はチームとしてよくなかった。自分もそうですし。チームとして同じことをしたくないので、気持ちを一つに準備を徹底していい後半戦にしたい」と、ここからの巻き返しを期した。
(Full-Count編集部)