大谷翔平の“魔球”は「誰が打てんねん」 33cmの横移動が「フリスビーのよう」
大谷翔平は全投球の半数以上を投じたスライダーを武器に好投
■レンジャーズ 2ー0 エンゼルス(日本時間29日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は28日(日本時間29日)、本拠地で行われたレンジャーズ戦に「1番・投手兼DH」で投打同時出場し、今季6敗目(9勝)を喫した。11三振を奪って6回を8安打2失点と好投したが、報われなかった。それでもシーズン9度目の2桁奪三振はメジャー最多で、6試合連続2桁Kは日本投手最長。際立ったのが「フリスビーのよう」と投球分析家が称えたスライダーで、その軌道にファンも「えげつない」などと驚きの声を上げた。
大谷はこの日98球を投じたが、MLB公式のデータサイト「ベースボール・サバント」によるとその内50球がスライダー。初回に招いた無死満塁のピンチも、後続の3人を全てスライダーで空振り三振に仕留めて無失点に抑えた。4回無死でアドリス・ガルシアを空振り三振に斬ったスライダーは横方向に13インチ(約33センチ)変化していたという。
「ピッチング・ニンジャ」の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏は自身のツイッターに「ショウヘイ・オオタニ、フリスビーのような88マイル(約141.6キロ)のスライダー」と文言を添えて投球動画を投稿。ファンは「この人間の全登板、全打席がもっと褒めたたえられていないことに困惑する」「誰が打てんねん」とコメントを寄せている。