オリ39歳右腕が清宮斬り、西武・平良は156キロ…パ救援投手の「華麗なる火消し」
鷹・藤井は3・27のハム戦で1死満塁のピンチで圧倒的投球を見せた
「パーソル パ・リーグTV」の公式YouTubeチャンネルは総合防災メーカーの「ホーチキ株式会社」とのコラボレーションで「華麗なる火消しまとめ」と題された動画を制作した。今回はパ・リーグの救援投手が見事な投球を見せたシーンを編集した動画の見所を紹介する。
4月12日にベルーナドームで行われた西武戦で、日本ハムの新庄剛志監督は2点リードの7回2死一、二塁で加藤貴之投手に代えて玉井大翔投手を投入。自身もマウンドに向かい、ボールを手渡して送り出した。玉井は3球勝負で代打・栗山巧外野手を三振斬り。新庄監督就任後初となる連勝を飾った。
楽天・石井一久監督は6月28日、ほっと神戸でのオリックス戦で「一人一殺」のリレーを敢行。1点リードの8回1死三塁で先発・則本昂大投手に代えての左腕・鈴木翔天投手を投入。吉田正尚外野手を二ゴロに打ち取ると、続く杉本裕太郎外野手に対しては右腕・西口直人投手を送って3球三振。勝利をつかみ取った。
西武・平良海馬投手は4月9日の本拠地でのソフトバンク戦に、0-0の8回2死一、三塁の場面で登板。柳町達外野手をフルカウントから156キロ速球で空振り三振に仕留めた。ロッテ・東條大樹投手は6月7日の中日戦で1点リードの7回1死三塁で登板。代打・福留孝介外野手を直球で空振り三振、ビシエドをスライダーで空振り三振に斬って取った。
オリックスの39歳・比嘉幹貴投手は4月26日に東京ドームで行われた日本ハム戦で、2-2で迎えた9回2死二塁で登板。清宮幸太郎内野手から強気な投球で見逃し三振を奪った。直後の10回にチームは逆転、勝利投手に輝いた。
ソフトバンクの藤井皓哉投手は本拠地・PayPayドームで行われた3月27日の日本ハム戦で1点ビハインドの5回1死満塁で登板。レナート・ヌニエス内野手から151キロで見逃し三振を奪い、佐藤龍世内野手を三ゴロに打ち取り、見事な火消しに成功した。絶体絶命の場面でマウンドに送られることが多いリリーバーたち。その働きがチームの命運を左右する。