大谷翔平、5試合ぶり豪快25号ソロ　イチロー超え米通算118HR、104年ぶり偉業へ自ら援護

投球では6回まで5奪三振4安打無失点、10勝目の権利

■アスレチックス ー エンゼルス（日本時間10日・オークランド）

　エンゼルスの大谷翔平投手は9日（日本時間10日）、敵地・アスレチックス戦に「2番・投手兼DH」で投打同時出場し、第4打席で5試合ぶりの25号本塁打を放った。メジャー通算118本塁打とし、イチローを抜いて日本人歴代2位に浮上した。

　豪快なアーチは7回先頭だった。救援左腕・セルマンから25号ソロ。投打同時出場した試合で本塁打を放つのは、6月9日（同10日）の本拠地・レッドソックス戦以来今季2本目で通算5本目だ。初対戦となった左腕を攻略し、シーズン36発ペースとなった。打球速度108.4マイル（約174.4キロ）、飛距離378フィート（約115.2キロ）、角度24度だった。

　初回1死は四球を選び、1点先取した3回無死一塁は一ゴロに倒れた。5回先頭では二塁内野安打を放ち、ウォードの左越え3ランを演出した。

　投球では6回まで5奪三振4安打無失点と好投。メジャー初の10勝目の権利を手にしている。勝てば、両リーグでは1918年ベーブ・ルース（当時レッドソックス）以来104年ぶりの2桁勝利＆2桁本塁打に到達する。自らのバットで強力援護した。