8年248億円男がシーズン中に“クビ宣告” 今季1HR、年俸30億円の来季契約残し解雇へ
2015年に8年総額248億円でカブスに移籍したヘイワード
カブスのジェイソン・ヘイワード外野手が今オフに放出されることになった。MLB公式サイトなどによると、6月30日に右膝の炎症で負傷者リスト入りしたヘイワードに関し、ジェド・ホイヤーGMが「来年はチームの一員として彼がチームにいることはないと思う」と語り、今季終了後に自由契約とすることを明かしたという。
ブレーブスで頭角を示し、カージナルスに在籍した2015年には154試合に出場し打率.293、13本塁打60打点をマークしたヘイワード。2014年から4年連続でゴールドグラブ賞に輝くなど名手としても鳴らし、2015年オフに8年1億8400万ドル(約248億円)の大型契約を結び、カブスに移籍した。
加入後も2年続けてゴールドグラブ賞を獲得したものの、徐々に成績は下降。新型コロナ禍で短縮シーズンで行われた2020年は50試合に出場して打率.265をマークしたが、昨季は104試合で打率.214。今季も右膝の怪我で離脱し、ここまで48試合の出場で打率.204、1本塁打10打点にとどまっている。
カブスとは来季まで契約を残しており、来季の年俸は2200万ドル(約30億円)。カブスにはこの支払い義務は残るものの、契約満了を待たずに放出することに。ホイヤーGMは「ジェイソンと私は将来の方向性についてたくさん話し合った。彼が(2015年12月にカブスと)契約した大きな理由である選手たちの多くが既にチームを去っている。だから、お互いにとって理にかなっていた部分もあると思う」と語っている。
(Full-Count編集部)