半年で3度骨折「非常に不運」 左腕セールが自転車事故で今季絶望、ファンは嘆き

レッドソックスのクリス・セール【写真:Getty Images】
レッドソックスのクリス・セール【写真:Getty Images】

レッドソックスの左腕セールが自転車事故に遭い今季絶望

 レッドソックスは9日(日本時間10日)、左腕クリス・セール投手が自転車事故に遭い、右手首を骨折。その手術が成功したと発表した。セールは2020年に左肘のトミー・ジョン手術を受けたことによりシーズンを全休。今季はスプリングトレーニング中に右肋骨を疲労骨折し、7月12日(同13日)のレイズ戦でようやく復帰を果たしたものの、復帰2試合目のヤンキース戦でピッチャー返しを左手薬指に受けて骨折して離脱した。復帰時期未定となっていた中、自転車事故で右手首骨折という、さらなる“悪夢”に襲われた。

 米メディア「NBCスポーツ」は、度重なる不運に見舞われる左腕を特集。「この4年間はクリス・セールにとって長い悪夢になっている」とし、「2019シーズン前に5年1億4500万ドル(約199億円)の契約を結んで以来、怪我続きだ。中でも一番最近の怪我はグラウンド外で負い、(これまでの怪我の中で)最も奇妙だ」と述べている。

 2017年からレッドソックスでプレーし、同年は17勝(8敗)。翌18年は12勝4敗、防御率2.11、237奪三振でワールドシリーズ優勝にも貢献。19年開幕前に5年契約を結んだ。しかし、ここから“急降下”が始まった。この年は6勝11敗、防御率4.40と期待された結果を残すことができず、さらに、左肘の炎症で8月17日(同18日)に10日間のIL(故障者リスト)に入り、9月1日(同2日)には60日のILにも入った。そして20年にトミージョン手術、今季は3度の骨折と、ツキに見放されている。

 レッドソックス公式ツイッターがセールの今季絶望を発表すると、ファンからは「セールの大ファンなのに、2018年を最後に本当のクリス・セールを見られていない。もう2023年になってしまう」「セールをトレードかリリースすべき時が来た。怪我が非常に多いし、この2シーズンで11試合しか出場できていない」「MLBの中で一番運のない選手だ。私が彼のチームメートなら、同じ飛行機に乗るとき緊張するだろうね」「不運の大当たりくじを引いたのか?」「牛乳を飲むんだね」と嘆くコメントが寄せられた。球団によると、2023年のスプリングトレーニング開幕には間に合う見込みだという。5年契約の後半で、巻き返すことはできるだろうか。

(Full-Count編集部)

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