世界一遊撃手の美技&鬼肩に実況確信「キャリアの中でもベストプレーの1つ」
アストロズ遊撃コレアがヤンキース有望株トーレスを刺す
昨季世界一軍団のアストロズと言えば、鉄壁の二遊間、ホセ・アルトゥーベ&カルロス・コレアの名手コンビがいる。今季もすでに数々の美技で沸かせている2人だが、3日(日本時間4日)本拠地でのヤンキース戦で、遊撃コレアが驚愕の鬼肩を披露した。
0-3と3点を追う4回守備。先頭トレイエスを遊ゴロに打ち取ったアストロズ先発右腕マッカラーズは、続いて若手有望株トーレスと対戦。初球ツーシームを投げ込んだが、上手くバットで振り抜かれた。打球は三遊間を破り、レフト前に抜けるヒットになるかと思われた。だが、次の瞬間、遊撃を守るコレアが追いつき、逆シングルでキャッチ。振り向きざまに一塁へジャンピングスローすると、送球は見事ストライクで一塁ミットに収まり、アウトに仕留めた。
このスーパープレーには、ヒューストンで試合を放送する「AT&Tスポーツネット」の実況チームも大興奮。2005年にホワイトソックスで世界一輝いた元内野手で解説を務めるジェフ・ブラム氏は「ワオ。これはすごい。6フィート4インチ(約193センチ)の体を捕球体勢まで持っていき、そこから逆方向に送球する能力。気持ちが出ていますね。大きなプレーです!」と驚きを隠せなかった。実況アナのトッド・カラス氏も「彼のキャリアの中でもベストプレーの1つでしょう」と続けた。
MLB公式ツイッターでは「一瞬ヒットだと思ったはず。でも、次の瞬間、そこにはコレアがいる」という“不気味な”言葉を添えて動画を更新。疾風のように現れて打球をキャッチし、鬼肩で走者を刺すコレアを称えた。
まだ23歳のコレア。今後はどんなプレーで魅せてくれるのか楽しみだ。