急失速はトレード放出“ギャロの呪い”? ヤンキース3連敗、直近13試合は2勝11敗
ギャロを獲得したドジャースは12試合で11勝1敗、ギャロ自身もはや3本塁打
■レイズ 3ー1 ヤンキース(日本時間17日・ニューヨーク)
ア・リーグ東地区で首位を走るヤンキースが急失速している。16日(日本時間17日)に行われた本拠地でのレイズ戦に1-3で敗戦。直近13試合で2勝11敗と苦戦が続き、最大で36あった貯金27まで減り、地区2位のレイズとの差も9ゲームまで縮まっている。
ヤンキースはこの日先発のコルテスが初回にいきなり3点を失った。2回以降は立ち直り、更なる失点は防いでいたものの、低調な打線がこの日も元気なし。レイズ投手陣の前にわずか4安打に抑え込まれて、1点しか奪えず、3連敗となった。
中盤まで圧倒的な強さを見せていたヤンキースだが、8月に入って目を覆いたくなるような失速ぶりとなっている。この不振は米国では「ギャロの呪い」と囁かれている。昨季途中にレンジャーズからヤンキースに加入したジョーイ・ギャロ外野手は今季ヤンキースで打率.159、12本塁打24打点と苦しみ、トレード期限が迫る2日(同3日)にドジャースへとトレードで移籍した。
ギャロを放出した日からヤンキースの低迷が始まり、これで2勝11敗に。打ちまくっていた打線はこの13試合でわずか7本塁打となっている。一方でギャロはドジャース移籍後、この日のブルワーズ戦を含み、早くも3本塁打を放っている。ドジャースもギャロ加入後の12試合で11勝1敗となっているのだ。
ギャロを放出したヤンキースと、迎え入れたドジャースで正反対のチーム状況となっており、米メディア「バーストゥール・スポーツ」のツイッターでも「ジョーイ・ギャロは打つのを止められない ヤンキースは負けるのを止められない ギャロの呪いは生きている」としていた。
(Full-Count編集部)