有原航平、6回途中3失点は「グッジョブ」 335日ぶり登板を監督代行高評価

アスレチックス戦に先発したレンジャーズ・有原航平【写真:ロイター】
アスレチックス戦に先発したレンジャーズ・有原航平【写真:ロイター】

「やっぱり緊張しましたし、もっといいピッチングをしたかったというのが正直なところ」

■アスレチックス 5ー1 レンジャーズ(日本時間17日・アーリントン)

 レンジャーズの有原航平投手は16日(日本時間17日)、本拠地でのアスレチックス戦に先発し、6回途中3失点で負け投手となった。昨年9月15日(同16日)のアストロズ戦以来、335日ぶりのメジャー登板となった右腕だが、立ち上がりから3イニング連続で失点。地元放送局「バリー・スポーツ・サン・アントニオ」によれば、試合後は「やっぱり緊張しましたし、もっといいピッチングをしたかったというのが正直なところ」と振り返っていた。

 初回先頭のスティーブンソンに右翼線への二塁打を許すと、ケンプにはバントヒットを決められて無死一、二塁に。マーフィーを遊飛に打ち取って最初のアウトをとったが、ブラウンに左前適時打を浴びて先制点を奪われた。2回も先頭のランゲリアーズに左翼への二塁打を許すと、ブライドの右前適時打で2点目を奪われた。

 3回には先頭のマーフィーにバックスクリーンへの14号ソロを打たれて3点目。4回以降は徐々に調子を上げ、無失点に抑えたが、6回2死三塁となったところで降板。昨年4月19日(同20日)のエンゼルス戦以来、484日ぶりのメジャーでの白星はならなかった。

 有原は昨季レンジャーズに入団。5月下旬に右肩の動脈瘤の手術を受けて長期離脱となると、9月にDFAとなり、マイナーに所属していた。今季はキャンプに招待選手として参加したものの、開幕前にマイナー降格。傘下3Aで今季は18試合に投げて3勝6敗、防御率4.88の成績を残し、この日が今季初のメジャー登板だった。

 久々の登板で好投とはいかなかった右腕だが、レンジャーズのトニー・ビーズリー監督代行は高評価を与えた。「彼は非常にいい球を投げていたと思う。初日にグッジョブだった。もっといい結果を受けるに値する投球だった」とコメント。有原自身も「初回からああやってピッチングできていたら変わっていたと思う。そこを意識して次に向かいたいと思います」と語り、落ち着きを取り戻した4回以降の投球には手応えを感じていた。

(Full-Count編集部)

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