ダルビッシュ降板の「理由が分からない」 米メディア疑問符…敗戦は「馬鹿げている」
9回途中まで好投しながらピンチで降板…援護なく今季7敗目
■ナショナルズ 3ー1 パドレス(日本時間19日・サンディエゴ)
パドレスのダルビッシュ有投手は18日(日本時間19日)、本拠地でのナショナルズ戦に先発し、9回途中まで好投を見せながら今季7敗目を喫した。今季最長の熱投も虚しく、援護なくついた黒星に、米メディアは同情の声を上げた。
初回から2イニング連続で3者凡退で立ち上がり、3回2死からバルガスに先制ソロを許したものの、4回からの2イニングは3人で抑えた。8回2死二塁のピンチを断ち切り、同点の9回も続投。しかし1死一、二塁のピンチを作って降板。救援した左腕ヘイダーが2者連続四死球で勝ち越しを許した。今季最長8回1/3を投げて6奪三振5安打3失点の投球は報われず、今季ワーストの自身3連敗となった。
米メディア「ザ・ビッグ・リード」のシニアライター、ライアン・フィリップス氏は「本当に馬鹿げている」と悲観。「正直言って、メルビンがダルビッシュを降板させた理由が本当に分からない。たった96球しか投げていなかった」と続けた。
地元ラジオ局「XTRA1360」のスポーツ担当マーティ・カスウェル氏も「ユウ・ダルビッシュは9回途中までの光り輝くパフォーマンスにもかかわらず、意外にも負け投手になる」と強調。地元紙「サンディエゴ・ユニオントリビューン」のトム・クラソビッチ記者は「パドレスはまたもユウ・ダルビッシュのいい投球を生かすことに失敗した。実のところ、彼は今夜、『グッド』よりも良かった」と綴った。
白星にこそ恵まれない状況が続くが、今季18度のクオリティスタート(QS)と際立つ安定感。36歳になったエース右腕は、変わらずマウンドで腕を振り続ける。
(Full-Count編集部)