大谷翔平、球団売却騒動に「頑張ることが唯一できること」 7回0封で11勝目、一問一答
敵地4万5311人の超満員で7回2安打無失点「やりがいがあります」
■ブルージェイズ ー エンゼルス(日本時間28日・トロント)
エンゼルスの大谷翔平投手は27日(日本時間28日)、敵地・ブルージェイズ戦に「3番・投手兼DH」で投打同時出場し、今季11勝目を挙げた。今季最多109球の力投で、7回9奪三振2安打無失点の好投。今夏のオールスター戦に選出された右腕マノアに投げ勝った。チームは2連勝。試合後は笑顔を浮かべ、充実した表情で振り返った。
――マノアとの投手戦は楽しかったか。
「そうですね。できれば投げ合いたくないですけど。いい投手なので。打席でも点を取るチャンスが少ないですし。自分としても最初の3イニングはいい投球ではなかった。そこから粘れたのが良かった」
――初回に28球と球数を使った。
「ボールが先行して自分でリズムを崩している感じがあったので。やっぱりストライク先行で。基本ですけど、大事なことかなと思います」
――ツーシームを多く投げていたが、フォーシームに切り替えた。
「シンカーは良かったですね。いい動きをしていましたし、ただ、そんなに投げる球種ではない。フォーシームを使いながら、カット、スプリットが有効だったかなと思います」
――4万5311人と球場は満員だった。
「ホーム、ビジターに関係なく、やりがいがありますし、やっぱり選手冥利に尽きるかなと思います」
――16度目の完封勝ちはメジャートップタイ。投手陣をどう見ているか。
「離脱、放出された投手を含めて、みんな一丸で頑張っていると思いますし。今もカナダに来られていない選手がいる中で、しっかりとゲームを作れているのは大きいことだと思います」
――マノアの好投を見て。
「もういい投手なので。1点勝負というか、先に点を取られた方が不利になっていくゲーム。粘れたのかなと思う中で、打席の中で、そこまでいい仕事ができなかったというのが1つ良くなかったところかなと思います」
――ツーシームを使うことの難しさが制球の乱れにつながっているように見えた。
「ツーシーム自体は良かったと思う。動きも良かったですし、スピード的にもコースも申し分なかったと思いますしどちらかというと、スライダーの変化が最初の3イニングはあまり良くなくて、しっかりボール球を見られるケースが多かったので。最後の3イニングぐらいはボール球でもしっかり振らせるぐらいの球を投げられていたかなと思います」
――ツーシームが持ち球のスライダー、カットボールに影響することはないか。
「ないですかね。全体的には悪くはなかったので。どちらかというと動きの中でそういうふうになってしまっているのが多かった。メカニックかなと思います」
――カナダ・トロントでは初登板。投げ心地は。
「今日はなんか、たぶん、あまり良くないコンディションだったのかなと。マノア選手も含めて、あまり投げやすそうな感じではなかったので、いつもと違うのかなっていう印象でした」