開幕1か月のパ打撃個人成績トップ、昨季のタイトルホルダーと比較すると…
ニューヒーロー誕生なるか、西武山川は圧巻の成績
開幕から約1か月が過ぎ、ゴールデンウイーク9連戦を終えた。5月、オフの調整がピタリとハマったのか、スタートダッシュに成功した選手もいる一方で、いまだに本調子を思い出せない選手もいるだろう。パ・リーグでは埼玉西武の山川の大活躍が印象深く、タイトル争いは早くもニューヒーローの登場を予感させている。
そこで今回は、昨季のパ・リーグ打撃タイトルホルダーと、今季のタイトルホルダー候補の3、4月成績を比較してみたい。
◯最多本塁打、最多打点
・昨季最多本塁打、最多打点
デスパイネ(福岡ソフトバンク)
2017年3、4月成績:26試合5本塁打、18打点
・今季4月終了時点の最多本塁打、最多打点
山川(埼玉西武)
2018年3、4月成績:24試合11本塁打、33打点
現在、本塁打と打点でパ・リーグトップを独走しているのは、埼玉西武の山川だ。昨季の前半戦は不振に苦しみ、後半戦からの活躍が印象に残っているが、今季は序盤から大爆発。4月25日の福岡ソフトバンク戦では2本塁打7打点と驚異的な打棒を見せつけた。
それにしても、昨季のデスパイネの2倍のアーチを描いているのは圧巻だ。打率も昨季同時期のデスパイネは.250だったが、山川は4月終了時点でリーグ4位の.337と、豪快さと確実性を両立。球界屈指の強打者が名を連ねてきた「獅子の4番」に、名実ともにその名を刻むシーズンとなるか。
◯最多安打
・昨季最多安打
秋山(埼玉西武)
2017年3、4月成績:23試合30安打
・今季4月終了時点の最多安打
秋山(埼玉西武)
2017年3、4月成績:24試合33安打
今季も秋山が最多安打争いで一歩抜けている。5月に入り、その後を柳田とチームメートの源田が猛追している状況。昨季、秋山は185安打でタイトルを手にした。キャリアハイはもちろん日本記録を塗り替えた2015年の216本であるが、強力・獅子打線の不動の1番としてさらなる好記録を目指してほしい。