イチロー氏「ワンちゃん2匹に負けた」 球団殿堂入り式典で「ちょっと悲しかった」

マリナーズの球団殿堂入りセレモニーに登場したイチロー氏【写真:Getty Images】
マリナーズの球団殿堂入りセレモニーに登場したイチロー氏【写真:Getty Images】

「僕の全力のメッセージが、ワンちゃん2匹に負けたっていうのがちょっと悲しかった」

 マリナーズの会長付き特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏が28日(日本時間29日)、本拠地ガーディアンズ戦前に行われた球団殿堂入りを祝う座談会に参加した。ケン・グリフィーJr.氏やエドガー・マルティネス氏、アルビン・デービス氏らと過去のエピソードなどについて語り合った。

 座談会の中では前日行われた球団殿堂入りの式典についても話が及んだ。ネイビーのスーツ姿で登場し、ユーモアあふれるスピーチでスタンドのファンの大爆笑を何度も誘っていたイチロー氏は「もちろんシアトルのファンの方と、また強い関係ができたことが1番大きかった」と喜びを語った。

 と同時に、イチロー氏は「ちょっと悲しかった」とも……。式典では、愛犬の「姫弓(ききゅう)」と「天朗(てんろ)」からのビデオメッセージが流れた。2頭の鳴き声には球団殿堂入りを祝福する「字幕」がつけられており、この映像を見たイチロー氏は笑顔を浮かべ、弓子夫人とハイタッチしていた。

 この愛犬からのメッセージビデオを振り返り「僕の全力のメッセージが、ワンちゃん2匹に負けたっていうのがちょっと悲しかったです」と語り、またもファンの笑いを誘った。また、グリフィーJr.氏について「初めて会ったのが1995年。その時からジュニアは何も変わってない。これが僕がジュニアを尊敬する最大の理由」とも語っていた。

(Full-Count編集部)

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