鹿児島で来春「薩摩おいどんカップ」開催 プロ・社会人・大学がカテゴリー超えて参加
社会人4チーム、大学3チームの参加決定、一部NPB球団の参戦も内定
春季キャンプを鹿児島県内で行う社会人、大学のチームがプロを交え、カテゴリーを超えた交流戦「薩摩おいどんカップ」を来春に開催することになり、29日に東京都内で発表会見が開かれた。
現時点で今夏の都市対抗で優勝したENEOSの他、トヨタ自動車、パナソニック、エイジェック、慶大、亜大、中大の7チームの参加が決定。さらに参加チームを募っている。まだ発表できる段階ではないものの、一部NPB球団の参加も内定しているという。
来年2月23日から3月12日まで、鹿児島市の平和リース球場、薩摩川内市総合運動公園野球場、日置市の伊集院総合運動公園野球場、姶良市の姶良総合運動公園野球場の4球場で実施。入場無料を予定している。同時に野球教室などの普及活動も行っていく方針だ。
社会人チームを率いた経験もある慶大・堀井哲也監督は「大学生にとっては、学生同士では得られない、野球に対する姿勢、取り組み、組織を学ぶチャンス」と話した。
姶良市出身のBC栃木・川崎宗則内野手もアンバサダーとして会見に出席。「昔はNPBの某球団が鹿児島で春季キャンプを張っていたのですが、今はいません。僕の子供の頃にこんなレベルの高い試合を地元で見ることができたら、もっと野球が好きになっていたと思う。楽しみでしかたがない」と熱弁した。
(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)