ダルビッシュ3000Kに指揮官脱帽 36歳の“進化”に「この時期に100球以上投げるなんて」
ダルビッシュは無失点の快投で今季12勝目、日米通算3000奪三振も達成した
■パドレス 7ー1 ドジャース(日本時間3日・ロサンゼルス)
パドレスのダルビッシュ有投手が2日(日本時間3日)、敵地でのドジャース戦に先発して今季12勝目を挙げた。7回2安打9奪三振無失点の快投で、5回には野茂英雄以来、日本人2人目となる日米通算3000奪三振にも到達。試合後の取材に応じたボブ・メルビン監督も「脱帽だよ」と称賛した。
シーズンは終盤戦の9月に突入したが、疲れを感じさせぬ7回111球の熱投だった。指揮官は「この時期に来て長いイニングを投げて、それも100球以上投げるなんて」と驚きを隠せず。「本当に素晴らしいシーズンだ。シーズンが進むごとによくなる感じだ」と感心しきりだった。
日米通算3000奪三振についても「これで(奪三振が)終わりとは思わないが、ここで一度立ち止まるべき瞬間だし、彼の輝かしいキャリアの中で誇りに思うべき功績だ」と語った。メジャーの監督を務めて通算19年目の名将も「脱帽だよ」と手放しで称賛する節目の記録となった。
今季ここまで25試合に先発して6回を投げ切れなかったのはたった2回。しかも5月13日(同14日)に6回2死で降板して以来、18試合連続で投げ切っている。指揮官は長いイニングを投げられる理由について「1つに毎試合7イニング以上を目標していること。そして年間何度も対戦するチームがあるが、彼は頼れる球種が多いので相手は何を投げてくるか分からない」と明かしている。
(Full-Count編集部)