村上宗隆、松井秀喜超えの51号2ラン 2試合ぶり弾で歴代8位タイ、日本記録60発ペース
中日先発・高橋宏斗も思わず驚きの表情
■ヤクルト ー 中日(4日・神宮)
ヤクルトの村上宗隆内野手が4日、神宮球場での中日戦で今季51号本塁打を放った。2日に史上最年少でのシーズン50発を記録してから2試合ぶりの一発。チーム121試合目での51本はシーズン60発ペースで、2013年にバレンティン(ヤクルト)が記録した日本記録60本の更新をはっきり視界にとらえている。
2回先頭の第1打席は、1球もストライクを見ることなく四球。1点ビハインドの4回無死二塁では、中日先発・高橋宏の高めの151キロに空振り三振に倒れた。しかし、迎えた6回の第3打席でバックスクリーン左に豪快2ラン。思わず高橋宏も驚きの表情を見せた。
シーズン50号は日本プロ野球史上10人目(15回目)で、22歳7か月での達成は24歳だった1964年の王貞治(巨人)を抜き史上最年少だった。さらに51号で2002年に松井秀喜が記録したシーズン50本を超え、1950年の小鶴誠(松竹)、1973年の王貞治(巨人)、2003年のローズ(近鉄)に並ぶ歴代8位タイの数字とした。日本人の51本は、落合博満(ロッテ)が1985年に52本を放って以来37年ぶりとなった。