大谷翔平の160キロ超えシンカーが「とんでもない」 53cmも変化した魔球に米驚愕
マコーミックを見逃し三振に斬り敵地メディアも「不公平だ」
■エンゼルス ー アストロズ(日本時間4日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は3日(日本時間4日)、本拠地でのアストロズ戦に「3番・投手兼指名打者」で出場した。今季12勝目を狙う24試合目のマウンドに上がった右腕が3回に投じた99.7マイル(約160.5キロ)のシンカーに米メディアも「とんでもない」と驚きの声をあげた。
新たに取り入れたシンカーがこの日も威力を発揮した。5回までアストロズ打線を1失点に抑え込み、好投していた大谷。米メディアの驚きを誘ったのは3回、マコーミックに投じた1球だった。1ボール2ストライクからの5球目。鋭く変化して真ん中低めに決まったシンカーは99.7マイル(約160.5キロ)を計測。横方向に21インチ(約53.3センチ)変化した。
なすすべなく見逃し三振に倒れたマコーミックは肩を落としてベンチへ。この1球にアストロズの地元紙「ヒューストン・クロニクル」のチャンドラー・ローム記者は「チャズ・マコーミックは99.7マイルの3ストライク目をただ見送るだけ。不公平だ」とツイート。「ピッチング・ニンジャ」の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏も「ショウヘイ・オオタニ、とんでもない100マイルのシンカー」と感嘆していた。