パクストンが母国カナダでノーノー達成「カナダ人2人目の快挙はとても名誉」
カナダ人メジャー投手がカナダでノーノーは史上初
マリナーズの左腕ジェームス・パクストン投手が8日(日本時間9日)、敵地でのブルージェイズ戦でノーヒットノーランの快挙を達成した。カナダ・ブリティッシュコロンビア州ラドナー出身の左腕は、敵地とはいえ母国カナダでの偉業達成に「トロントで達成できて、とてもスペシャル。とてもハッピーだ」と試合後に大きな笑みを浮かべた。
試合後にヒーローインタビューを受けているパクストンに、女房役のズニーノが背後から忍び寄り、頭から水をかぶせる手荒い祝福を送った。“ビッグ・メープル”というあだ名を持ち、右前腕にはカナダの象徴でもあるメープルリーフのタトゥが入っている。カナダ人投手としては1945年9月9日にアスレチックスのディック・ファウラーが達成して以来73年ぶり2人目の偉業、しかもカナダ人メジャー投手がカナダでノーヒットノーランを達成するのは史上初の出来事となった。
パクストンは9回をわずか99球で投げきり、無安打7奪三振3四球無失点の快投だったが、守備にも助けられた。7回には三塁シーガーが三塁線を破ろうかという強烈な打球をダイビングキャッチから好送球でアウトを奪い、8回には左翼ギャメルがフェンス際の大飛球を好捕した。パクストンは「チームメートが好守で助けてくれた。とても幸運だった」と感謝仕切りだった。
今季メジャーでは4月21日(同22日)レッドソックス戦でアスレチックス左腕ショーン・マナイア投手が達成したのに続く2人目。4日(同5日)にはドジャースがパドレスを相手に4投手での継投ノーノーを記録していた。
(Full-Count編集部)