大谷翔平の「能力に見合ったプレーができず」 電撃解任…マドン前監督が明かす“無念”
マドン氏「球界最高の選手で会話は非常に楽しかった」
2020年シーズンから今季途中まで指揮を執ったジョー・マドン氏が、米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のポッドキャスト番組「ジ・アスレチック・ベースボール・ショー」に出演。大谷翔平投手について語った。大谷の能力に見合う強力なチームを作り上げようとしていたが、叶わなかったという無念の思いを明かした。
番組内で「球界は彼がしていることの凄さを十分に伝えられていないと思うのですが。彼は2桁奪三振の試合数と三塁打の両方でリーグトップになる可能性がある。生身の人間ですよ、彼は」と大谷について問われたマドン氏。「同感だ」と答えて溜息をついた後に「我々(エンゼルス)は(大谷の)能力に見合ったプレーができなかったというか、我々はチームを作り上げようとしていた」と語った。
指揮を執っていた当時、大谷の能力に見合ったプレーがチームとしてできなかったとし、そうした強力なチームを作ろうとしていたと明かした。しかし、6月7日(日本時間8日)に解任となり、志半ばでエンゼルスを去った。
マドン氏はまた「彼がカブスに所属していたら。もしくはヤンキースで今のようなことをしていたら、もっとメディアに書かれるかもしれない。だが、今のようにアナハイムでひっそりとやっていることが響いている」とも。そして「彼は球界最高の選手で会話は非常に楽しかった。頭脳明晰で本当にいい選手」と改めて称えていた。
(Full-Count編集部)