田中将大、2被弾も6回途中4失点と粘投 リード守るも5勝目ならず
苦しみながらも打線と守備に助けられる
ヤンキース田中将大投手が9日(日本時間10日)、本拠地でのレッドソックス戦に先発し、2被弾しながらも6回途中を8安打3奪三振2四球4失点(自責4)と粘投。打線と守備のバックアップを受けながら、リードを保ったまま降板したが、7回にチームは逆転され5勝目には届かなかった。
初回、先頭で迎えた今季絶好調のベッツに11球目まで粘られながらも空振り三振に仕留めた田中は、この回を3者凡退で締めくくる。味方打線が1点を先制した直後の2回、1死からボガーツに左前打されると、続くモアランドに低めシンカーを巧く拾われ、中堅スタンドに飛び込む逆転2ランとされた。2死から2連打で一、二塁と失点危機を迎えたが、最後はベッツを三ゴロに仕留め、さらなる失点を防いだ。
3回は先頭ベニンデンティに四球を与えたが、続くラミレスを遊ゴロ併殺。マルティネスに四球、ボガーツに中前打で再び得点圏に走者を置くも、1打席目に逆転弾を許したモアランドを空振り三振に斬り、無失点とした。すると、直後の攻撃で味方打線が奮起。スタントンの右翼2点二塁打とヒックスの中犠飛で4-2と再逆転に成功した。
4回は1死からデバースに中前打を許したが、好守に助けられて打者3人で終わらせた田中は、5回1死からベニンテンディに右中間へソロ弾を運ばれ、1点差に迫られた。だが、ここでも打線が奮起。レッドソックス先発ポーセロが乱れた隙を突き、1点を追加した。
6回のマウンドに戻った田中は、先頭ボガーツに中堅へ二塁打を許したが、続くモアランドを二ゴロ。1死三塁としたところで、ブーン監督がマウンドに登場し、田中は91球(60ストライク)を投げて降板した。マウンドを継いだグリーンがヌネスに中犠飛を許し、田中の失点は4となった。
ヤンキースとレッドソックスは25勝10敗で東地区首位で並ぶ。伝統の一戦、かつ首位攻防戦のマウンドに上がった田中は、なんとかリードを守り抜いたが白星とはならなかった。
(Full-Count編集部)