阪神は残り8試合でCS圏内を確保できるか? OBが占う「負け越し球団との7試合」
敗れれば17年連続で優勝消滅の危機をひとまず回避
■阪神 6ー5 広島(14日・甲子園)
阪神は14日、甲子園で行われた広島戦に6-5で勝利した。敗れると優勝が完全消滅する危機だったが、見事な逆転劇で切り抜けた。残り8試合、現役時代にヤクルト、日本ハムなど4球団で捕手として活躍した野球評論家・野口寿浩氏が熾烈なCS争いを占った。
嫌な流れを断ち切ったのは梅野の一振りだった。1点を追う6回1死一、二塁から森下の149キロ直球を捉えると打球は右中間を真っ二つ。2者が一気に生還する適時二塁打を放ち逆転に成功すると、代打・マルテの中犠飛でリードを2点に広げた。
1点リードの8回には湯浅が2死一、三塁のピンチを背負ったが、最後は上本を空振り三振。9回は守護神・岩崎が無失点に封じ8月5日以来となるセーブをマークした。
劣勢を跳ね返しての逆転劇に野口氏は「打撃陣も粘り、今シーズンに多くの経験を積んだ湯浅も素晴らしかった。岩崎も球の走りが戻っている。終盤は阪神の強みである投手力が勝った」と賛辞をおくった。