デスパイネが志願の休日特打 指揮官相手に20分 最後は疲れて大の字に
工藤監督が打撃投手を買って出る「打ちやすいよ」
10日、ソフトバンクのデスパイネがヤフオクドームで休日返上の特打を行い、工藤公康監督を相手に約20分間打ち続けた。
往年の投球フォームからテンポよく投げられる指揮官の球を、デスパイネは黙々と打ち続けた。「昨日チーム(野手)は休みと決まったが、その前から練習しようと決めていた」という。ここまで本塁打こそ7本出ているものの、打率.183と苦しんでいる。現状を打破しようとデスパイネも必死だ。
柵越え連発とはいかなかったが鋭い打球を次々と外野に飛ばし、打ち終わるとケージを出て、すぐに大の字に伸びた。「いい当たりもあったし、いい練習ができた」と手応えは感じたようだ。
付き合ってくれた工藤監督に対して「去年も投げてもらったが、打ちやすいよ」とデスパイネ。指揮官の苦労に報いるためには、11日からの日本ハム戦で結果を出すしかない。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)