佐々木朗は「途方もない」 MLB全体でも1位の潜在能力…スカウト絶賛「待ちきれない」
「どこまで行けるか見るのを待ちきれない」
ロッテの3年目20歳、佐々木朗希投手は4月10日のオリックス戦で完全試合を達成するなどここまで9勝をあげている。その潜在能力に米メディア「リンガー」も注目し、MLBスカウトの言葉を紹介。このスカウトは「途方もない、限界が分からない」と絶賛、パドレスのダルビッシュ有やエンゼルスの大谷翔平以降の「日本人最高峰の投手になる」と評価している。
記事は、あるMLBスカウトの評価を紹介。「ただただ途方もない。彼のアームは高校の頃から特別だった。しかし、田舎から出てきた細身で活発な子にすぎなかった。まだ自分の投球を探っているところだった。それが、こんなにも早く決め球となる球種を全部コントロールできるようになるなんて……分からないよ」と称賛する。さらに将来を見据えを「進化し続けたらどうなるか? 限界がどんなものか分からないが、どこまでいけるか見るのを待ちきれないよ」とコメントしている。
佐々木朗は今季も間隔を空けながらの登板となっており規定投球回到達は困難だが、登板時には素晴らしい成績を残している。守備から独立した投手の失点率の評価の指標で、与四球、奪三振、被本塁打の3つの項目から求められる「FIP」では全盛期のペドロ・マルティネスや2018年のジェイコブ・デグロムに匹敵する。このスカウトは「100マイル(約160.9キロ)を優に超える直球に日本で最高のフォーク、優れた制球力の持ち主。このまま成長すれば、ダルビッシュ、オオタニ以降の日本人最高峰の投手になる」と述べている。
野球専門の米データサイト「ファングラフス」による成績予測システム「ZiPS」が測定する「23歳以下を対象とした5年間の通算WAR予測ランキング」で佐々木朗は投手の中でMLB全体でも1位。投球、打撃、守備、走塁などを総合的に評価する指標「WAR」は2位の10.4を大きく離す18.5と圧倒的評価を受けている。今後どんな投手に化けていくのか。日本だけではなく米国でも注目されている。
(Full-Count編集部)