ジャッジのヤンキース残留は「野球界のため」 ライバル球団さえ流出阻止望む
ジョン・ヘイマン記者「両者にとって利益をもたらす」
歴史的なシーズンを送っているヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手には、オフの動向にも注目が集まっている。今季のみの契約を結んでいる状況で、焦点となるのは来季以降の契約。莫大な金額になると予想される中、やはり強固な資金力を誇るヤンキースとの再契約が現実的だという見方が多勢を占める。ニューヨーク・ポスト紙のコラムニストを務めるMLBネットワークのジョン・ヘイマン記者も「一緒にいることは両者にとって利益をもたらす」と述べている。
ヘイマン記者は、同紙でジャッジの契約先予想を展開。ヤンキースにとっては「ジャッジを放出する理由が見当たらない」と言い切る。ここまでリーグ記録に「1」と迫る60本塁打を放ち、チームを牽引してきた主砲。開幕前に球団が提示した2億1350万ドル(約303億6900万円)の契約延長オファーを蹴った中での大躍動に「3億ドル(約426億7300万円)規模の契約が必要だと理解している」と言う。
ヤンキース側も「非常に競争的なオファーを提示する」と自信を見せるだけに、ヘイマン記者はジャッジの残留を「83%」と予想。「活躍は球史に残る領域に入っている。ライバル球団いわく、ヤンキースはジャッジを『必ず』残留させなければならず、中には『野球界のために』残留してほしいと望むライバル球団さえもいた」との情報を伝える。
その他の候補として、ジャイアンツを「5%」と位置付けるも「ヤンキースにとって、ジャイアンツはジャッジの地元球団となる為、脅威に感じるだろう。ただ、パワーヒッターにとっては不利な球場だ」と指摘。「3%」のドジャースについても「ドジャースは素晴らしい選手と、大型短期契約を好む」と述べるにとどめた。ヤンキース大本命は揺るがないだけに、あとは歴史的な金額になるかが注目の的となりそうだ。
(Full-Count編集部)