阪神岩田、中日浅尾、巨人西村、燕大松…セで今季1軍未出場のベテランたち
負傷で出遅れた選手、若手に出場機会を奪われた選手も…
5月10日、巨人の内海哲也が今季1軍初出場を果たし、5回1/3を2失点で初勝利を挙げた。36歳の内海の1軍登板は、昨年の8月23日以来。NPB各球団には今季まだ1軍出場を果たしていないベテラン選手がかなりいる。
セ・リーグ各球団の1988年度生まれより年長で、今季一軍未出場の選手をリストアップした。
◯広島
永川勝浩投手(37歳)
赤松真人外野手(35歳)
天谷宗一郎外野手(34歳)
小窪哲也内野手(33歳)
白濱裕太捕手(32歳)
カンポス投手(30歳)
福井優也投手(30歳)
チームの精神的主柱でもある新井貴浩はキャンプも2軍での調整だったが、11日に1軍初昇格を果たした。また、一昨年に胃がんが見つかり、治療のために昨シーズン全休した赤松は、2軍戦に出場するまで回復した。新井が阪神にFA移籍する際、人的補償として阪神から広島に移籍したのが赤松だったが、2人は今、チームメイト。2軍戦では新井が代打で打席に立った後に、赤松が守備固めに入るケースもみられた。永川、天谷、小窪、福井などかつて1軍で活躍した選手も、若手の台頭もあって出遅れている。カンポスは外国人枠の都合で、2軍調整が続いている。
◯阪神
岡崎太一捕手(34歳)
岩田稔投手(34歳)
小宮山慎二捕手(32歳)
今成亮太内野手(30歳)
荒木郁也内野手(30歳)
小豆畑眞也捕手(29歳)
森越祐人内野手(29歳)
先発左腕として活躍した岩田稔は、オープン戦期間中に下半身の筋肉の張りで別メニュー調整となった。2軍では3試合に登板している。今成亮太は捕手、内外野が守れるユーティリティとして2014年には115試合に出場したが、2016年を最後に1軍出場はなし。2軍では内野手として出場している。
◯DeNA
G後藤武敏内野手(37歳)
藤岡好明投手(33歳)
加賀繁投手(33歳)
荒波翔外野手(32歳)
石川雄洋内野手(31歳)
西森将司捕手(30歳)
DeNAも若手選手の台頭で、ベテランの出場機会が減っている。松坂世代の「ゴメス」ことG後藤は、2軍では7試合に出場したが、まだ昇格せず。外野守備の名手・荒波翔は、昨オフに結婚。2軍では3割を打っているがまだチャンスは巡ってきていない。一時は内野守備の要だった石川雄洋も2軍暮らしが続いている。