ダルビッシュ「粘り強く投げられた」 自己最多タイ16勝、10年前と「また違うタイプで」
自身6連勝、リーグ最多24度のQSと安定感は抜群
■パドレス 9ー3 ロッキーズ(日本時間25日・コロラド)
パドレスのダルビッシュ有投手が24日(日本時間25日)、敵地で行われたロッキーズ戦で自己最多タイの16勝目を挙げた。6回87球を投げ5安打2失点、毎回の8奪三振。メジャー1年目だった2012年以来、10年ぶりの16勝に「だいたい6回3失点とか2失点でいっているので、それでうちの打線だと勝ちが付きやすいかなと思う」と野手に感謝した。
これまで4度先発も白星のなかったクアーズ・フィールド。初回いきなり先頭打者弾を浴びたが「クアーズだし『まあいっか』と思って。1点取られても9回まで1点で終わると思わなかったので、うちの打線が」とすぐに切り替えた。僅差の展開が続き「打球も飛びますから1点差というのも普通の1点差より苦しいところもあった」と振り返ったが、1点のリードを守ったまま6回を投げ終え「何とか粘り強く投げられました」とうなずいた。
これで自身6連勝、リーグ最多24度目のクオリティスタート(QS)の抜群の安定感でチームを牽引する。2012年はシーズン221奪三振、2013年は277奪三振だったが、今季はここまで191奪三振。「(以前は)三振を取るという感じのピッチングだったんですけど、今は三振というより球数を見て長いイニングをと。また違うタイプで投げられていると思います」と話した。
シーズンも最終盤。「このチームはいつも勝てばワーってなるし、負けるとちょっとうってなりやすい。まあでもやっぱりこうやって勝って明日も勝てばどんどん行けると思うので、その準備はしっかり出来ると思うので心配は全くしていないです」と先を見据えた。
(Full-Count編集部)